愛人契約

彼女と僕は愛人契約をした間柄だった。
月いくらでお金を振り込む。彼女は、最低で月1回、僕のお相手をするのがノルマ。ただし上限はない。これは彼女の方から持ち掛けてきた支払方法だ。
最初に会ってセックスをした時に、その契約形態を持ち掛けられた。
「呼んでもらっても無理な時もあるだろうし、申し訳ないから」
と言う事だった。よくわからない理屈だが、1回ごとにお金を渡そうか?と従量課金を提案すると、月額固定料金がいいとのことだった。
「月イチしか無理なこともあるけれど、空いていればいつ声をかけてもらっても対応するから」
そして、彼女ととりあえず、次に会う固定日を決めて、その日は別れた。
毎日セックスしても、月イチだけセックスしてもお値段は変わらない月額固定。つまり、ヤリホーダイなシステムなわけだ。
ケータイでもインターネットでもランチバイキングでも、固定料金ならば、使いまくらないと損だ。
愛人 契約
ただ、このシステムはさすがにお相手の了承がいる。相手が応じなければ、月1回しかできないわけだ。
まあ、愛人契約と言っても、彼女の方が僕を愛していたわけでないし、彼女からすれば、月イチで男と寝るだけでこれだけの金額がもらえるのだから、お得この上ない。なんだかんだ言って月イチ以外の誘いは断ってくるはずだ。従量課金でない限り、確実に女性側は損をするからだ。
愛人契約の相場と比較して、月に何回くらい彼女と寝たら元が取れるのだろう、と考えたこともあるが、空しくなるのでやめた。こう言うところで知り合う女性にしては結構な美形だし、月イチと言えどもセックスは出来るのだから、女日照りの僕は感謝しなければならないだろう。
ところが、である。
彼女の方から「明日ヒマなんだけどどう?」と定期的にお誘いがあったのだ。こういうことは男の方から連絡するものと思っていた僕は驚いた。
当然、僕は何回も彼女と会った。言葉通り、月イチしかできない月もあったのだが、十分に固定料金以上の回数のセックスはできていたはずだ。
これだけ頻繁に僕と寝ていたら、固定料金契約で損をしたと思っているんじゃない?と僕が聞くと、月イチのセックスは固定料金内、あとはサービス、と笑ってくれた。ただ、付け加えるのも忘れなかった。
「2年縛りですよ。途中解約の場合、違約金がかかりますので注意してくださいね」
安易に愛人契約の乗り換えはしない方がよさそうだ。
お金くれるパパ
愛人契約の相場